スカイマーク、日航退職者470人を採用へ
スカイマークは1日、会社更生手続き中の日本航空の退職者470人を採用する計画を発表した。スカイマークは2014年度に国際線への参入を表明しており、日航出身のパイロットや客室乗務員らを即戦力として採用し、体制強化を図る。
パイロットは約120人を随時募集し、契約社員として採用後に正社員に登用する。整備士も約50人を随時募集。35歳未満を正社員、35歳以上を契約社員として採用する。客室乗務員については来年3月末までにまず約100人、13年までの累計で300人程度を契約社員として採用する。
合計するとスカイマーク社員数1378人(11月1日現在)の約3割にあたる規模になる。
スカイマークは今年に入って日航出身者の採用を進め、すでに一定数を受け入れたもよう。国際線参入に向け、改めて日航出身者の採用強化を打ち出した格好だ。
同社は11年秋にも成田空港発着の国内線を就航させる計画。国際線に使う欧州エアバスの大型旅客機「A380」の購入も発表している。