津々浦々の食材、価値を「再定義」サンクゼールの挑戦
ぶどう畑とりんご園が広がる山あいの長野県飯綱町に本社を構えるサンクゼール。およそ半世紀前、創業者夫妻がペンション経営で手作りしていたりんごジャムが宿泊客に好評だったことから発展し、特色ある地方の食を発掘してブランド化する「食のSPA（製造小売り）」として成長しています。成長の第2段階にさしかかり、海外市場に本格的に踏み出しつつある久世良太社長のインタビューをポッドキャストで配信中です。 ラジオNI…
働く障害者が増えている。民間企業の雇用者は2023年6月1日時点で64万2178人と前年より4.6%増えた。20年連続の増加で、雇用者に占める割合も2.33%と過去最高だった。構造的な働き手不足もあって障害者の活躍の場はさらに広がりそうだが、収入面を含めて安心して安定的に働ける環境の整備が一段と重要になる。 国は一定規模以上の事業所に対し、従業員の一定割合の障害者を雇用するよう義務付ける。この法…
地域再生の手がかりをデータから掘り起こし報道する「データで読む地域再生」。地域の足を支える鉄道網、ライドシェア、民泊利用、出生率など様々なテーマに着目し、知られざる地域の強みや先進的な取り組み、振興策に光を当てています。オープンデータを分析した情報をX（旧ツイッター）や著書で紹介する奈良和紘氏と、データに隠された事実を読み解きます。…
ニッチで高額な設備投資を無駄にしない――。エレベーター部品製造の丸菱製作所（愛知県春日井市）が開いた、工場同士の仲介サイト「ASNARO（あすなろ）」が生産性向上に一役買っている。このサイトでは設備の稼働状況をみた他社からレーザー加工などの製造工程を受注できる。得意先以外の新たな需要を取り込むことで、ニッチな設備でも稼働率を底上げできる。丸菱製作所の戸松裕登専務は「（設備を）シェアしてキチンと利…
北海道は、この半世紀でワインの一大生産地へと変貌を遂げた。原料に国産ぶどうを使い、国内で製造した日本ワインの生産量（都道府県別）で北海道は3位に付ける。積丹半島の付け根にある余市町には「ピノ・ノワール」などの欧州品種ぶどうを原料に使い、世界に挑むワイナリーがある。 「世界で戦えるワインを作りたい」。余市町のワイナリー「ドメーヌ・タカヒコ」の曽我貴彦代表はそう語る。 ドメーヌ・タカヒコは日本ワイナ…
箸製造のマルナオ（新潟県三条市）は、海外で高級箸の販売を拡大する。6月に海外2拠点目で米国初の直営店を開業し、平均80ドル（日本円で約1万2000円）の高単価な箸などを販売する。世界で日本食がブームとなるなか今後、欧米やアジアで出店攻勢をかけ、売上高に占める海外比率を現在の18%から2029年までに30%まで引き上げる。 米国初の直営店はロサンゼルスにオープンする。23年秋に現地で小売りを展開し…
各地の地銀が2024年3月期決算を発表しました。日銀がマイナス金利政策を解除したほか、倒産件数が各地でじわり増加傾向です。こうした動きがどう影響しているのか、各地の地銀決算のまとめ読みです。 【北海道・東北】 【関東】 【信越・北陸】 【東海】 【関西】 【中国】 【四国】 【九州・沖縄】 …
