「卒業後も制服風いかが」このみ、18~25歳向け新ブランド
制服風衣料品を手掛ける、このみ(妙高市、相浦孝行社長)は2月、18~25歳程度の女性を対象とする新ブランドを立ち上げる。これまでは制服のない女子高校生向けが中心だったが、その上の年齢層にも商品群を広げる。同時に東京・原宿には直営店を開設する。顧客層を拡大させることで、初年度は1億円程度の売り上げ増につなげたい考えだ。
このみが新たに投入するブランドは「AneCONOMi」。およそ1年前から企画・開発を進めてきたという。取り扱う主な商品はブレザーやショートパンツタイプのスカート、カーディガン、スカーフなど。約40のアイテムを取りそろえる。
このみの既存の主力ブランド「arCONOMi」は、女子高校生が対象。制服のない学校に通う女子高校生が通学時に着用することを念頭に、動きやすさや丈夫さなどを重視して生産してきた。
新ブランドのAneCONOMiは、制服をベースにしたうえで私服の要素も取り込んだ機能・デザインにするという。大学生やOLも着ることができる制服風衣料を求める声を受けて、企画・開発を急いでいた。
新ブランド投入にあわせ、原宿に新たな店舗を2月19日にオープンする。新店舗の売り場面積は約60平方メートルで、「制服衣料の発信地である原宿への出店」(相浦社長)を最初から目指していたという。
このみは妙高市や長野市などに5店舗を持っている。2010年8月期の売上高は約3億円。