半導体大手、汎用LSIで海外開拓 特注依存改め
国内半導体大手がシステムLSI(大規模集積回路)事業の構成を見直す。顧客を限定し専用開発する特注品から、幅広い顧客に販売できる汎用品に軸足を移す。東芝は2012年度までに特注と汎用の売上高の割合を逆転。ルネサスエレクトロニクスは11年度から携帯端末向け製品を投入する。汎用品が主流になった海外市場の開拓を進め、収益回復につなげる。
特注品は顧客の出す指示に従い、回路や機能、細かい仕様などを一から開...
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