首相「農家補償に万全を期す」 福島原発事故
菅直人首相は25日夜、東日本大震災の発生から2週間を受けて記者会見し、東京電力の福島第1原子力発電所の事故の現状について「悪化を防ぐという形で対応しているが、予断を許す状況には至ってはいない」との認識を明らかにした。そのうえで「極めて高い緊張感を持って当たっていかなければならない局面が続いている」と強調した。
首相は会見で「国民へのメッセージ」を発表。「農家など事業者に損害を与えている。確実な補償と支援を行うことで万全を期したい」と表明した。同時に「原発の事態収拾と放射能汚染にしっかり対応し、被災者への支援と復興への準備を本格化させる」と述べた。
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