宮崎県の農業被害1億5000万円に 新燃岳噴火の降灰
宮崎県は2日、新燃岳噴火の降灰による農業被害が約1億5200万円に上ると明らかにした。一連の噴火活動が始まった1月26日から2月1日までの状況を県がまとめた。被害はさらに拡大するとみている。
被害は県中部と南部の約1万1500ヘクタールの農地で確認された。直接灰をかぶるホウレンソウやキャベツなど露地野菜の被害額は約1億2千万円。収穫できる場合は洗浄して出荷しているが、県内の農業者によると、食品会社から加工野菜の取引を断られるケースも出ているという。灰がビニールハウスに積もるため日照不足となり、キュウリやマンゴーなどの生育にも影響が出ている。〔共同〕