NY株5日続伸、終値1万2092ドル 米景気回復期待で
【NQNニューヨーク=古江敦子】4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5日続伸。前日比29ドル89セント高の1万2092ドル15セント(速報値)と、2008年6月17日以来の高値で終了した。市場予想を上回る経済指標の発表がこのところ相次いだほか、主要企業の好調な四半期決算が目立ったため、米景気回復への期待を背景にした買いが続いた。
同日朝発表の1月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数の増加幅が前月比で市場予想を大幅に下回った。一方、失業率は前月から低下するなどまちまちな内容だったため、同指標に対する株式相場の反応は限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、同15.42ポイント高の2769.30(同)で終えた。