群馬産のホウレンソウとかき菜からも規制値超す放射性物質
群馬県は20日、県内産のホウレンソウとかき菜から国の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたと発表した。検査結果を受けて、県内からの両作物の出荷を当面は自粛するようJAに要請した。既に出荷された野菜についても自主回収を進めてもらう。
伊勢崎市産のホウレンソウからは国の暫定規制値(1キログラムあたり2000ベクレル)を約3割上回る2630ベクレルのヨウ素が検出された。高崎市産のかき菜から見つかったセシウムは555ベクレルと暫定規制値(同500ベクレル)を約1割上回った。県は「規制値を超えているが、かなり低い値なので、ただちに健康に影響することはない」(農政部)としている。
県は23日に県産野菜の放射性物質を再検査し、出荷を再開できるかどうか判断する。