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東電の賠償仮払金、緊急性を強調 官房長官

福島原発事故

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枝野幸男官房長官は5日の閣議後の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の事故で被害を受けた農家や住民への損害賠償問題に絡み、賠償額の確定前に東電から当座の資金として仮払金が支払われるとの認識を示した。被害者の現状に関しては「全体の補償はともかく、まず当座資金ということで避難している方は困っている」と資金支援の緊急性を強調。そのうえで「東電もそういう観点で検討を進めている」と述べた。

「避難している方は当座の資金で困っている」と話す枝野官房長官(5日)

「避難している方は当座の資金で困っている」と話す枝野官房長官(5日)

同時に「事故で被害を受けた方に誠意を持ってしっかりと補償を行うよう政府として東電に指示をしている。東電もそういう姿勢を政府に示している」と述べた。支払いの時期については「そう遠からずと政府としても聞いている」と説明した。

これに関連して海江田万里経済産業相も「仮払いをなるべく早くしないといけない。東電が具体的な支払いの準備をしている」と表明。具体的な金額や支払い方法を検討する政府内の組織について「今週中には立ち上がると思う」と述べた。

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