首相、沖縄知事と会談 振興策で新法検討を表明
菅直人首相は17日、沖縄県を訪問し、仲井真弘多知事と県庁で約25分間会談した。首相は2011年度末に期限切れとなる沖縄振興特別措置法について「新法が必要だ。沖縄振興協議会の中で振興のための新法に努力していくことを約束する」と表明。「別枠で沖縄に一括交付金をと考えている」と述べるとともに、11年度の沖縄関連予算は「ある程度の規模を用意したい」と約束した。
首相の沖縄訪問は就任直後の6月以来。沖縄の米軍普天間基地(同県宜野湾市)の移設問題を巡って、首相は鳩山内閣で迷走したことについて「申し訳なく思う」と陳謝。そのうえで「(日米合意の)名護市辺野古への移設はベストではないが、実現可能性を考えるとベターではないかと考えた。誠意を持って話し合う中で理解を求めていきたい」と呼びかけた。