トヨタ、中国全工場で生産調整 完成車5~7割減産
21日~6月3日、部品供給不足で
トヨタ自動車は20日、東日本大震災の影響で中国にあるすべての完成車工場や部品工場で生産調整を実施すると発表した。震災によって部品供給が滞っていることに対応し、完成車工場の生産を通常の30~50%に落とす。中国国内で稼働率を軸に生産調整するのは初めて。
期間は21日から6月3日まで。現地では「カローラ」や「クラウン」などを中国での販売用に製造し、車両生産は天津や広州、四川の3事業体で進めている。完成車工場の調整に合わせて各部品工場も生産調整する。加えて7月以降の夏の連続休業も前倒しし、4月末から5月上旬に振り替えて稼働率を落とす。
6月6日から始まる週以降の対応は部品の供給状況をみて改めて決める予定。〔日経QUICKニュース〕
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