震災の情報装いコンピューターウイルス送る、国内で確認
セキュリティー対策のトレンドマイクロは18日、東日本大震災に便乗し、電子メールの添付ファイルの形でコンピューターウイルスが送り込まれる事例を国内で確認したことを明らかにした。同社は不審なメールに対しては不用意に添付ファイルを開けないよう呼びかけている。
今回の事例では、添付ファイルに「地震」「津波」「原発」「節電」「家族安否」などの名前が付けられていた。関心の高いファイル名とすることで、受信側がファイルを不用意に開けやすくなる仕掛けという。同じ会社の社員が送ったかのように送信元を偽装した事例もあった。
ファイルを開いてウイルスに感染すると、パソコンから個人情報などを盗まれるなどの被害を受ける可能性がある。
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