東北・山形・秋田新幹線が全線運休 復旧メド立たず
15日午前7時10分ごろ、東北新幹線小山駅(栃木県小山市)構内で、上り線の架線の補助線が断線し、垂れ下がっているのが見つかった。JR東日本は上り線を運休して復旧作業を進めたが、午前9時20分ごろに同駅構内で新たに信号機の故障が発生。下り線も運転を見合わせた。
同社によると、午前10時半時点で復旧のメドは立っておらず、東北新幹線と、同じ線路を使う山形、秋田新幹線の上下線が運転を見合わせている。同社は復旧作業を急ぐとともに、原因を調べている。
JR東京駅は同新幹線の改札付近まで足止めされた乗客があふれた。放送で状況を説明する駅員に詰め寄る人も。友人と北海道の函館に旅行に向かう茨城県古河市の高橋敬一さん(68)は「安いプランがあったので新幹線にしたのに困る」と怒っていた。