日立建機、17日から生産を一部再開
日立建機(6305)は16日、東日本巨大地震の影響で操業停止していた龍ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)で17日から一部生産を再開すると発表した。ホイールローダーを生産していた同工場はひび割れ程度の被害で済んだことが確認できたため。21日には中小型油圧ショベル生産の土浦工場(茨城県土浦市)、22日には基幹部品製造の霞ケ浦工場(茨城県かすみがうら市)でも生産を部分的に再開する。
ただ茨城県ひたちなか市の2工場は現在も設備の点検や復旧作業を続けており再開のめどは立っていない。大型の建設機械を製造し、今回の地震で被災した常陸那珂港から海外に輸出していた。仮に操業再開した後も港湾機能の復旧に時間がかかる場合は横浜港からの輸出に切り替えることも検討する。地震が業績に与える影響は不明という。〔日経QUICKニュース〕
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