韓国釜山で原発停止の仮処分申請
【ソウル=尾島島雄】韓国南部の釜山市にある古里原子力発電所の周辺住民ら97人が12日、同原発1号機の運転停止を求める仮処分を釜山地方裁判所に申請した。福島第1原発の事故を受け、古い設備の耐久性に不安が高まったとしている。
聯合ニュースによると原告団には地元の弁護士のほか環境団体などが参加した。1号機は1978年に韓国で最初に商業運転を開始した加圧水型軽水炉。2007年に設計寿命を満了したが政府の許可を得て08年から延長稼働している。韓国では計21基の原発が稼働している。