「のとじまバーガー」口コミで人気 石川県七尾市の道の駅
石川県七尾市の道の駅で4月に発売されたご当地バーガー「のとじまバーガー」が、口コミで人気になっている。能登島ポークのカツを挟んだ「白」と、アオリイカのイカスミでパンを黒くした「黒」の2種類があり、週末には1日で合計50個売れることもあるという。道の駅では地元の牛乳とのセット販売なども検討しており、ご当地グルメとして定着させたい考えだ。
のとじまバーガーは、石川県の民間提案型雇用創出事業に採択され、「道の駅のとじま」の運営会社が開発したもので、4月1日に1個500円で発売した。白、黒ともにパン生地に地元の「能登ミルク」を配合し、黒にはイカスミも入れて特徴を出した。とりわけ人気があるという黒は、能登ミルクとアオリイカ、中島菜のクリームコロッケを挟んだ。
カツとコロッケは手作りで注文を受けてから揚げるため、観光客が集中するゴールデンウイーク(GW)期間中は1日各20個の限定販売にするという。瓶入り能登ミルクとのセットメニューなども考案しているほか、「カキフライバーガー」など季節限定バーガーも展開していく。
ご当地バーガーは長崎県佐世保市の「佐世保バーガー」が草分けとされる。北陸では、福井県産牛肉の「三国バーガー」(福井県坂井市)や温泉タマゴをのせる「片山津バーガー」(石川県加賀市)などが個性を競っている。