ヤフー最高益、広告好調で純利益921億円 11年3月期
ヤフーが22日発表した2011年3月期の連結決算は、純利益が前の期比10%増の921億円だった。主力のネット広告事業で、旅行関連や通信販売が好調だった。売上高、利益ともに14期連続で過去最高を更新した。
売上高は4%増の2924億円、営業利益は11%増の1596億円となった。ネット広告を含むメディア事業の売り上げが8%の増収となった。一方、コンシューマー事業の売り上げは、オークションの取扱高が伸び悩み前年を下回った。
11年3月期の年間配当予想は1株あたり318円(前の期実績は288円)に決定した。従来予想は313~319円だった。
2012年3月期の4~6月期の連結純利益は222~236億円を見込む。売上高は704~739億円を見込む。広告事業やショッピング関連、有料コンテンツが伸びるとみている。
記者会見した井上雅博社長は「前期は広告事業が成長を取り戻した年度だった。11年度もこの傾向が続く」との見通しを示した。〔日経QUICKニュース〕
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