日本最古のサメ歯化石 新潟・糸魚川で発見
新潟県糸魚川市の博物館フォッサマグナミュージアムは、市内の川で採取された石灰石から、約3億3千万年前に生息したとみられるサメの歯の化石が見つかったことを明らかにした。日本最古のサメの化石の一つで、新種の可能性がある。鑑定にあたった大学教授が近く高知大で開かれる日本古生物学会で研究成果を発表する。
化石は長さ、幅とも約1.5センチ。糸魚川市の愛好家が2006年8月、施設の採掘体験スペースにある石灰石から見つけた。
石灰石は同市の小滝川と土倉川の合流点付近で採取され、石に含まれていたサンゴや微生物の化石から約3億3千万年前のものと判断した。付近では04年にも同時期に生息した別種のサメの歯の化石が見つかっている。
化石は2月5日からミュージアムで展示予定。〔共同〕