福島原発の放射性物質汚染「数十年継続も」 仏原子力安全局
【パリ=古谷茂久】フランス原子力安全局のラコスト局長は21日の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所の事故に伴う放射性物質の汚染について「すでに深刻な状況だ。放出された放射性物質の管理は、今後数十年は続くことを覚悟しなければならない」と語り、汚染が長期にわたり続く可能性があるとの見方を示した。
また汚染の広がりについて「日本政府は汚染地域の地図をつくっていないか、あるいは公表していないが、20キロを超えることも根拠がないとはいえない」と述べた。
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