日航、無給休職の希望者募集 震災で旅客減
日本航空は6日、東日本大震災による旅客減を受け、5~6月に無給で休職する社員を募集すると発表した。月100人程度を見込む。5月以降の運航計画は未定だが、国際線を中心に減便が続くとみているためコスト削減に動く。
日航本体に勤務する地上職、技術職、客室乗務員、運航乗務員などの全職種、計1万2000人を対象に募集する。同社は09~10年にも同様の募集をしたことがある。
日航は3月28日、震災後の旅客数が当初見込みに比べて国内線で28%、国際線で25%減少したと発表。4月は国際線の約5%に相当する11路線、週74便の減便を決めた。震災や原発事故などの影響によっては旅客減が長期化する可能性もあるが、7月以降も無給休職を募集するかどうかは今後の情勢をみて判断するとしている。