震度6弱~6強の余震、発生の可能性 気象庁
東日本大震災に伴う余震が連続して発生していることに関連し、気象庁は12日、同庁は今後も震度6弱~6強の余震が発生する可能性もあるとして注意を呼びかけた。震度5強以上の余震が3日以内に発生する確率を10%としている。
同庁によると、これまでに最大震度4以上を観測した余震は111回。岩手県沖から茨城県沖にかけて南北約500キロ、東西約200キロの範囲に震源域が密集している。マグニチュード(M)5以上の余震も400回を超え、余震活動が活発だった北海道東方沖地震の約4倍のペース。
震源域が1000キロと広範囲だったスマトラ沖地震と比較しても、今回の震災はスマトラで1年間に記録したM5以上の余震の半数以上の余震が約1カ月で起きている。気象庁の長谷川洋平・地震情報企画官は「今後も高いレベルの余震活動が続く」との見方を示した。
震源域の外についても「本震で地盤にひずみが生じたり、力のかかり具合が変化したりして地震活動が活発化している」としている。
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