東電・清水社長、過労で対策本部離れる 16日から
東京電力は27日夕、清水正孝社長が過労のために16日から数日間、同社本店内に設置された対策本部を離れていたことを明らかにした。ただ、入院したのではなく、役員フロアで体を休めながら、現地などの情報を収集したり、復旧作業などの指示を出していたという。現在は対策本部に復帰している。同社長は13日夜の記者会見に出席して以降、会見など公の場に現れていない。
菅直人首相は15日早朝、首相官邸で清水社長と協議し、自身を本部長とする政府と東電の原発事故対策統合連絡本部の発足を決定。その後、東電本社に乗り込み、幹部らを前に「(現場から)撤退したときは東電は百パーセントつぶれる」と迫った。清水社長は海江田万里経済産業相とともに統合連絡本部の副本部長に就いたが、翌16日から姿を現していなかった。
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