映画館で無断録音 容疑の会社員書類送検 長野
長野中央署は18日、携帯電話を使って映画館で映画「SP 野望篇」などの音声を無断で録音したとして、映画盗撮防止法と著作権法違反の疑いで長野市の男性会社員(42)を書類送検した。
同署によると、映画盗撮防止法違反を適用した摘発は全国2例目で、録音だけの疑いでの摘発は全国初という。
会社員は「自分で楽しむためにやった」と供述している。館内での動きを不審に思った別の客が、映画館の従業員に知らせ発覚した。
送検容疑は昨年11月4日、長野市内の映画館で、「SP 野望篇」と「劇場版機動戦士ガンダム00」の音声を携帯電話で録音、映画会社2社の著作権を侵害した疑い。
映画盗撮防止法は2007年8月に施行。私的目的でも映画の録画・録音を禁じており、違反した場合は著作権法の罰則である10年以下の懲役、1千万円以下の罰金が科せられる。〔共同〕