日経平均急伸、一時9500円台回復 300円超す上げ
22日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸して始まった。18日終値比196円高の9403円で寄り付いた。買い気配で始まったトヨタやソニーなど主力株の取引が成立すると、日経平均の上げ幅は300円を上回り9500円台に乗せた。取引時間中としては14日(1万0049円)以来、約1週間ぶりの水準を回復した。
連休中の海外市場では、米ダウ工業株30種平均が大幅上昇し大台の1万2000ドルを約10日ぶりに回復。欧州株も上昇するなど世界的な株高の流れに乗った。
東京電力福島第1原子力発電所の事故問題は深刻な状況が続くものの、原子炉などの冷却作業が少しずつ進展。不安感が和らいだことも投資心理の改善につながり、相場の支援材料になっている。
トヨタやソニー、日立、コマツなど主力株が軒並み買われている。東電や東芝は買い気配で推移。一方でJTやCCCが安い。〔日経QUICKニュース〕