ハウス栽培の野菜、放射性物質は規制値下回る 群馬県発表
群馬県は23日、ハウス栽培のホウレンソウとシュンギク、コマツナ、ニラを対象に放射性物質を検査したところ、いずれも国の暫定規制値を下回ったと発表した。22日に採取した野菜を検査したところ、放射性ヨウ素の濃度は最大でも規制値の半分程度、セシウムは4分の1程度だった。
群馬県では20日に露地栽培のホウレンソウから規制値を超える放射性物質が検出され、ハウス栽培も含めて県内全域でホウレンソウの出荷を自粛している。今回、規制値を下回ったことで、県は県産野菜の安全性を訴えたい考えだ。
大沢正明知事は同日夜の記者会見で「消費者は露地栽培もハウス栽培も同じ『群馬産』として見ている」と指摘。露地栽培したホウレンソウで規制値を下回るまで出荷再開は難しいとの認識を示した。