妻のへそくり平均98万円 一方、夫は…
明治安田生命調べ
夫婦の間でへそくり(配偶者に内緒にしている資産)の金額差が約3倍にまで広がっているという調査結果が出た。明治安田生命保険が全国の20~50歳代の既婚男女1084人を対象にネットを通じて実施したアンケート調査(2010年)によると、夫のへそくり額の平均は34万8244円。景気低迷の影響などで前回調査(07年)比で14%減った。一方、妻の平均は98万6291円で、反対に同9%増えた。この結果、07年に2.2倍だった夫婦間のへそくりの金額差は2.8倍に拡大した。
明治安田生命では、「働く女性が増えて妻の資産形成力が高まったほか、景気の先行き不透明感から不安を感じた妻が家計を守るためにへそくりを増やしているのではないか」とみている。調査対象者全体の平均額では10年は66万5501円となり、07年比1%増にとどまった。