福島―仙台に新幹線つなぐ「リレー号」 JR東
12日から臨時運転
JR東日本は10日、東日本大震災で運転を見合わせている東北新幹線・那須塩原(栃木)―福島間の運転を12日に再開するのに合わせ、同日から在来線の東北本線・福島―仙台間の運転も再開すると発表した。同区間には「新幹線リレー号」を臨時運転し、新幹線と乗り継ぐことで鉄路で仙台入りが可能になる。被災地の復興支援に向かう人の利便性が高まる。
同社によると、東北新幹線の東京方面から福島に着く「つばさ」「やまびこ」は1日に計22往復運転する。東北本線の福島―仙台間には、途中、白石駅(宮城)だけに停車する「リレー号」と臨時快速を計11往復運転。新幹線と乗り継ぐと、東京―仙台間は最短3時間5分で結ばれる。ただ震災前の新幹線による最短1時間35分には及ばず、新幹線全線開通による時間短縮が待たれる。
このほか12日から、東北新幹線と山形新幹線(福島―新庄、11日開通)との直通運転も始まる。
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