安全性確認、卵の出荷を再開 愛知の鳥インフル
愛知県新城市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザ感染が確認された問題で県は19日、発生農場から半径10キロの移動制限区域で禁止していた卵の出荷の再開を認めた。圏内の農家16戸で実施したウイルス分離検査などで陰性が判明、安全性が確認された。特例により、採卵鶏とウズラ農家計12戸で14日以降初めて卵の出荷が可能になる。
また県は検査結果を受けて、移動制限区域を半径10キロから5キロに縮小。半径5~10キロ圏内の9戸は「搬出制限区域」とし、区域内の鶏の移動は可能とした。区域内の処理場であれば、食用鶏の出荷ができるようになる。
県によると、制限区域自体の設定は、今後実施する再検査で異常がなく新たな発生がなければ、3月10日午前0時にも解除される見通し。