再生資源価格に下げ圧力 素材生産停滞で需要減少
鉄スクラップや古紙など再生資源の取引価格に下げ圧力が強まっている。東日本大震災で自動車など製造業の生産が一時ストップし、素材生産にも影響が出ているためだ。東京電力福島第1原子力発電所の事故で、海外では放射性物質の汚染を懸念して再生資源の輸入を控える動きも出てきた。国内の業界団体は検査強化など風評被害の抑え込みに懸命だ。
鉄スクラップは震災後の3月中旬以降に急落した。関東の電炉買値(H2)は現在、...
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