米ヤフー純利益28%減 1~3月、検索連動型広告が不振
【シリコンバレー=奥平和行】インターネット検索大手の米ヤフーが19日に発表した1~3月期決算は、売上高が前年同期比24%減の12億1435万ドル(約1000億円)、純利益が同28%減の2億2299万ドルだった。パソコンの画面に帯状の枠などで表示するディスプレー広告は6%の増収と堅調だったが、子会社の売却や検索連動型広告の売上高減少のため2四半期連続の減収になった。
1株利益は0.17ドルと前年同期(0.22ドル)を下回ったが、市場予測の0.16ドルは上回った。同日の米株式市場の時間外取引で、ヤフーの株価は同日終値より一時5%超上昇した。
同日の声明でキャロル・バーツ最高経営責任者(CEO)は「当社は持続的な収益拡大に向けたリストラ計画を着実に進めている」と説明。4~6月期の売上高は12億3000万~12億9000万ドルになるとの見通しを示した。