加工牛肉を「霜降」と誤表示 岡山の外食チェーン
脂肪分を人工注入した加工牛肉を「霜降ステーキ」などと表示し、外食チェーンの「アメリカンステーキ ミスター・バーク」で販売したとして、消費者庁は5日までに、運営会社のバークジャパン(岡山市)に景品表示法違反(優良誤認)で改善措置を命じた。
同庁によると、同社は2005年以降、脂肪分を注入した肉を「霜降サーロインステーキ」として提供。牛の一枚肉が使われているように表示された「健康ステーキ」には牛のハラミ(横隔膜)を食用のりで貼り合わせた肉を使っていた。
霜降ステーキは年間約1億2千万円、健康ステーキは約6億円を売り上げる看板メニュー。同社は「今後はメニュー表示を分かりやすく改善したい」としている。
同社は中国地方、埼玉、兵庫などで計38店を展開している。