NY原油、一時98ドルに上昇 2年4カ月ぶり高値
リビア情勢緊迫で
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場が時間外取引で急上昇している。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油の取引でこの日に売買高が最も多い4月物は日本時間8時過ぎに一時1バレル98.48ドル前後に上昇し、2008年10月以来、約2年4カ月ぶりの高値を付けた。取引の中心である期近3月物も一時1バレル94.49ドル前後と前週末の通常取引の終値(86.20ドル)を8ドル強上回る水準を付けた。
リビア情勢の緊迫化で原油の供給に対する懸念が強まり、買いが優勢となっている。21日のロンドン原油市場(ICEフューチャーズ)では北海ブレント先物相場が急伸。期近4月物は一時1バレル108.70ドルに上昇していた。〔日経QUICKニュース〕