米海軍艦艇が一時退避 乗員から微量の放射線、すぐに除染
東京電力福島第1原子力発電所のある東北沿岸海域に停泊し、救難活動にあたっていた原子力空母「ロナルド・レーガン」を中心とする米海軍艦艇は14日、同海域から一時退避した。空気中や乗員から微量の放射線が確認されたため。
艦艇は福島第1原発の約100マイル(約180キロメートル)北東に停泊していた。仙台近くで救難活動を実施後、帰還したヘリコプター乗務員から微量の放射線が確認された。最大でも自然界で1カ月間で浴びる放射線量を下回るとみられる。
乗員の放射線はすぐに除染された。そのほかの汚染は確認されていない。米海軍は警戒措置として同空母などの艦艇を、福島第1原発からの風が吹く海域から一時的に撤退させた。
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