たばこ販売数、11月は4割減 買い控え続く
日本たばこ協会(東京・港)が10日発表した11月の国内たばこ販売数量は110億本と、前年同月比39.4%減った。日本たばこ産業(JT)などが10月1日にたばこ増税に伴う大幅値上げを実施した影響による買い控えが続いたが、10月(同69.9%減)より減少率は縮小した。
11月の販売金額は17.1%減の2280億円だった。JTは値上げによる販売への影響は3カ月以上続くとみている。
政府は10月にたばこ税を1本当たり3.5円引き上げ、JTは全製品を平均4割弱値上げした。主力の「マイルドセブン」は1箱300円から410円となった。値上げ直前の9月の販売本数は駆け込み需要で前年同月比88.0%増えたのに対し、10月の減少率は1997年4月の統計開始以来で最大だった。
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