旭川にしょうゆ焼きそば 名物、ラーメンだけじゃない
「旭川の名物はラーメンだけじゃない」と、北海道旭川市内の食品関係者らが新ご当地グルメ「旭川しょうゆ焼きそば」の開発に乗り出した。道産小麦に旭川産の米粉を加え、旭川産しょうゆで味付けする。昨秋の食イベントで好評を博したレシピをもとに、今後詳細を詰め、来月デビューを目指す。
寿須藤製麺工場(旭川市)の道産小麦めんに日本醤油工業(同)の特産しょうゆをからめ、地元産の「嵐山ハーブ豚」「大雪サンロク笹豚」を使った焼きそばが昨秋の「食べマルシェ」3日間で600食売れた。関係者の間に「旭川の新名物に育てよう」(食品加工の大金の金田道従社長)との思いが募り、旭川生活文化産業振興協会が「アグリフードプロジェクト戦略会議」を立ち上げた。
新商品は特色を出すため米粉を混ぜたもちもちめんとする。小麦粉との比率や具材内容などは今後詰める。このほど開いた関係者の試食会には大根おろしを添えた焼きそばも登場。「しょうゆ味なので大根おろしも意外に合う」と好評だった。
まず幕張メッセ(千葉市)で開く食の見本市「フーデックスジャパン」(3月1~4日)出展を目指す。その後、市民向け試食会などを開き、広くPRしていく予定だ。