福岡市の不動産会社、全賃貸物件でEV充電対応入居促進
福岡市を中心に不動産賃貸などを手掛けるリファレンス(福岡市)は、保有する全ての賃貸マンションの駐車場に電気自動車(EV)充電設備を段階的に導入する。国が2035年までに全ての新車販売をハイブリッド車を含む電動車にする目標を掲げており、EVを所有する入居希望者も今後増えると判断。先行整備することで、平均築20年の保有物件の魅力向上を図る。 同社は賃貸マンション約130棟を保有しており、敷地に備えた…
大型連休には公園へ足を運ぶ人も多いだろう。海外に比べて少ないといわれることもあるが、国や自治体が整備する「都市公園」は徐々に広がっている。2022年度末の1人当たり面積は全国平均で10年前より1割弱増えた。岡山県矢掛町は子どもらに人気の施設をそろえ、人口の6倍の来園者を集める。民間の資金やノウハウを生かす取り組みも全国で広がっており、地域の魅力向上への期待も高まる。 公園は自然を守るために一定区…
サッカー日本代表、リーグ得点王など華々しい経歴を持ち、2022年から日本の3部リーグにあたるJ3ツエーゲン金沢に所属する豊田陽平。現役生活21年目のシーズンを迎え、ベテランとしてJ2昇格をめざすチームを陰から支える。 石川県小松市出身。名古屋グランパス、モンテディオ山形、サガン鳥栖など数々のクラブを渡り歩いた。生まれ故郷の石川には愛着があり「いつか地元でプレーしたいと思っていた。戻るのが少し遅か…
活力のある街は自然であれ、文化であれ、地域で守るべき価値を住民が共有している。文化財保存活用地域計画をきっかけに住民が参加して地域の宝を守り、歴史文化に厚みを持たせようとしている松江市を訪ねた。 文化財保存活用地域計画は地域の文化財を総合的に保護するために市町村が作成する。2019年の導入からこれまでに全国139自治体が文化庁の認定を受けている。 松江市の計画は文化財総合コーディネーターの丹羽野…
東北6県の地銀のなかでも住宅ローンの返済までの期間を最長50年に引き延ばす動きが広がってきた。大東銀行が2023年11月に始めたのを皮切りに、15行中5行が取り扱いを発表した。人手不足や資源高で住宅価格の上昇が続くなか、新規の貸出先として住宅需要の高い若年層の囲い込みを狙う。 「50年モノ」ローンへの対応は東北の南側から北上しつつある。最初に採用した大東銀は福島県郡山市を拠点とする地銀だ。その後…
「若い頃に夢見た車作り、実現したんですよ」。小型電動バスの開発・製造を手掛けるシンクトゥギャザー(群馬県桐生市)の宗村正弘社長(72)は目を細める。 栃木県足利市に生まれ、カー雑誌を愛読して育った。格好いい車を作ってみたいと工業高校を卒業後、富士重工業(現SUBARU)に入社した。車体設計部で技術者として働いた。最初に関わったのは初代「レオーネ」。その後も「フォレスター」や「レガシー」などの開発…
警報機・遮断機のない「第4種踏切」を抱える群馬県内の13市町村すべてが廃止か、警報機などを取り付ける。4月に発生した死亡事故を受け、県は2029年度末までに県内74カ所の第4種すべてを廃止・転換。高崎市は鉄道事業者の費用を肩代わりし、他の市町村も地元や事業者と協議する。自治体が期限や費用負担の方針を示して全面解消へ向けて踏み出す。 高崎市内の上信電鉄(同市)の踏切で9歳女児が列車にはねられて死亡…