日経平均が大幅反発 買い戻しの動き広がる
16日前場の東京株式市場で日経平均株価は反発で始まり、間もなく上げ幅を300円あまりに広げた。8900円台前半で推移している。東日本巨大地震による人的・物的被害の全容や経済活動への影響がいまだにつかめず、東京電力福島第一原子力発電所の事故も収束する気配はみられないが、投機筋の間でいったん買い戻す動きが広がっている。日経平均は前日までの2日間で1600円あまり下落していた。「個人投資家の信用取引の追加証拠金差し入れに伴う売りが前日で一巡し、自律反発しやすい」(立花証券)との声があった。
〔日経QUICKニュース〕