ソニー会長、タブレット端末「夏の終わりに発売」
「アンドロイド」最新版を搭載
【ニューヨーク=小川義也】ソニーのハワード・ストリンガー会長は1日、ニューヨーク市内で開かれた技術系イベントで、開発中の「タブレット」と呼ばれる多機能携帯端末の発売が「夏の終わりになる」と述べた。米アップルの「iPad(アイパッド)」の対抗機種と位置付ける同端末の発売を従来は「年内」としていた。まず米国などで発売するとみられる。
基本ソフト(OS)にはタブレット端末に適した米グーグルの最新OS「アンドロイド3.0」を搭載することも明らかにした。ソニーは1月に米ラスベガスで開かれた家電見本市で「(多機能端末では)iPadが大きく先行しているが、2012年末までに業界2位を目指す」としていた。
ただ、東日本大震災の影響の広がり次第では、発売時期がずれ込む可能性もある。
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