NY株、一時170ドル超上げ 円は78円台後半
【ニューヨーク=西村博之】17日のニューヨーク株式相場は大幅に反発。ダウ工業株30種平均の前日比の上げ幅は一時、170ドルを超えた。福島原子力発電所の事故をめぐる不安はなお根強いものの、前日までの3日間で400ドル強下げただけに値ごろ感から買いが入っている。正午(日本時間18日午前1時)現在、前日比127ドルちょうど高い1万1740ドル30セントで推移している。
一方、外国為替市場では、円が1ドル=78円台後半で取引されている。前日夕には1ドル=76円台前半の最高値を付けたが、政府・日銀による円売り・ドル買い介入への警戒感から円買いの動きは一服。主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁が緊急の電話会議を予定していることも、ドルの買い戻しにつながっているという。
原油先物相場は続伸、取引の指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近4月物は一時、2日ぶりに100ドル台を回復した。