民主・原口氏、月刊誌で首相批判
民主党の原口一博前総務相が、近く発売される月刊誌のインタビューで「社会保障財源を名目にした増税とて大義はない。大義のない総選挙を決断するなら私は『民主党A』として戦う。『民主党B』とは違う選択肢を提示する」と党分裂も視野に菅直人首相を公然と批判していることが17日、わかった。「日本維新の会」という新政治集団を準備しているとも明言した。
原口氏は「増税ありきの既得権益温存の政策に賛同する議員を同志と呼ぶことはできない。たもとを分かたなければならない」と断言。「自民党であれ、みんなの党であれ、無所属であれ、志を同じくするものは同志として力を合わせていく」と述べ、党派を超えた連携を唱えている。
原口氏は月内にも政治団体「佐賀維新の会」を発足させる方針。橋下徹大阪府知事や河村たかし名古屋市長らとの連携も模索している。