中国の携帯電話契約が15%増、8億5900万件に 10年末
【北京=多部田俊輔】中国工業情報化省がまとめた全国電信業統計公報によると、2010年末の携帯電話サービスの契約数は09年末比15%増の8億5900万件だった。そのうち、第3世代携帯電話サービス(3G)の契約数は09年末の約3.8倍の4705万件に達した。一方、固定電話の契約件数は6%減の2億9438万件で、3億件を下回った。
携帯電話契約を通信会社別でみると、中国移動(チャイナモバイル)が5億8401万件でトップ。そのうち3Gは2070万件。ただ、3Gについては10年途中で算出方法を契約数から3G端末保有者数に切り替えており、実際の利用者数や増加幅は明らかにしていない。
中国聯合網絡通信(チャイナユニコム)は1億6742万件で、3Gは09年末の274万件から1406万件に5倍増。中国電信(チャイナテレコム)は9052万件で、3Gは09年末の407万件から1229万件に3倍増した。
工業情報化省は11年末の3G契約について1億5000万件を目標としている。
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