NY株終値166ドル安 エジプト情勢緊迫で
【NQNニューヨーク=海老原真弓】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに大幅反落した。前日比166ドル13セント安の1万1823ドル70セント(速報値)で終えた。反政府デモなどエジプトの情勢の緊迫化を背景に、投資家心理が悪化。自動車大手フォード・モーターなど一部の米企業が発表した四半期決算が市場参加者の失望を誘う内容となり、好業績期待がやや後退し売りが出た面もある。ダウ平均の構成銘柄ではマイクロソフトの下げが目立った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5営業日ぶりに反落し、68.39ポイント安の2686.89(同)で終えた。前日夕に慎重な業績見通しを示したインターネット小売り大手のアマゾン・ドット・コムが急落し、指数を押し下げた。