福島第1はスリーマイルより深刻な「レベル6」 仏当局
フランス原子力安全機関(ASN)の当局者は15日、福島第1原子力発電所の事故について、国際原子力事象評価尺度(INES)で上から2番目に重大な事態である「レベル6」に相当するとの見解を明らかにした。ロイター通信などが伝えた。過去に最も深刻な「レベル7」となったのは1986年のチェルノブイリ原発事故のみ。79年の米スリーマイル島の原発事故は「レベル5」だった。
公的な機関として原子力の安全性を監視するASNの当局者は、福島第1原発の設備の損傷などを踏まえて認識を厳しくした。原子力安全・保安院は暫定的な評価として「レベル4」に匹敵するとしてきた。