日経平均、上げ幅100円超で始まる エジプト懸念和らぐ
2日の東京株式市場で日経平均株価は続伸で始まった。1万0300円台半ばで寄り付き、その後1万0400円台に乗せた。上げ幅は100円を超えた。1日の米ダウ工業株30種平均が経済指標の改善や好調な企業業績を背景に約2年7カ月ぶりに1万2000ドル台を回復し、東京市場でも投資心理が改善。トヨタやキヤノンなど主力株を中心に買いが先行した。
政情不安が高まるエジプトでムバラク大統領が今年9月の大統領選への不出馬を表明。周辺諸国に混乱が波及する動きもなく、「市場の懸念はいったん和らぎつつある」(国内証券)との声も聞かれた。〔日経QUICKニュース〕