対リビア決議、採択も視野 国連安保理が会合開催へ
【ニューヨーク=杉本晶子】国連安全保障理事会は25日午後、市民への武力弾圧が続くリビア情勢について会合を開く。潘基文(バン・キムン)事務総長が出席して発言するほか、決議の採択も視野に入れているもようだ。安保理は22日にリビア情勢について緊急会合を開き、リビア当局を非難するとともに暴力行為の即時停止を求める「報道向け声明」を採択したばかり。
しかし、死傷者が増えるなど状況が好転していないことを踏まえ、改めて会合を開くことを決めた。最も拘束力が強い決議の採択もにらみ、常任理事国を中心にたたき台となる文書案作成に入っている。