日米一斉捜索が終了、78遺体収容 米軍も原発対応へ
自衛隊と米軍などによる岩手、宮城、福島3県での行方不明者の一斉捜索が3日、終わった。1日から3日間の日程で実施し、3県の沿岸部約600キロメートルの集中捜索で自衛隊・米軍が計69遺体(3日午後8時現在)、海上保安庁が9遺体(同9時現在)の計78遺体を収容した。米側は行方不明者の捜索に一区切りをつけ、今後は福島第1原子力発電所での事故対応や復興支援に軸足を移す。
捜索は陸海空3自衛隊と在日米海軍で計約2万5千人態勢で実施。航空機を計約120機、艦艇を計約65隻を一斉に出動させた。海上保安庁や警察、消防も協力。福島第1原発の半径30キロメートル圏内を除く3県の沿岸部や、水没が深刻な宮城県石巻市など一部地域を集中的に捜索した。