NY株、終値68ドル高 米景気や企業業績に期待感
【NQNニューヨーク=川内資子】1月31日の米株式相場は反発し、ダウ工業株30種平均は前週末比68ドル23セント高の1万1891ドル93セント(速報値)で終えた。石油大手エクソンモービルが発表した四半期決算が市場予想を上回ったほか、米商務省による昨年12月の個人消費支出(PCE)が前月比で市場予想以上に増加した。米景気や企業業績の回復が続くとの期待から、エネルギー株などを中心に買いが優勢となった。前週末にエジプト情勢の緊迫化などを背景に相場が大幅に下げた後とあって、値ごろ感からの買いも入った。ただ、反政府デモの動きがエジプトから周辺国へ広がることなどへの警戒感は依然として強く、上値は限られた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同13.19ポイント高の2700.08(同)で終えた。