横浜・関内、スポーツ観戦客に照準街周遊へ歩道拡充
JR関内駅(横浜市)南口から徒歩5分ほどの場所に約5000席を有するアリーナ「横浜BUNTAI」が4月に開業する。近隣の横浜スタジアムも含めてスポーツ観戦客の増加が期待されている。関内駅前の再開発に合わせて周囲の街をつなぐ歩道やデッキを整備するほか地域のイベントとも連携し、スポーツ観戦後も楽しめるまちづくりを目指す。 横浜BUNTAIの前身は1962年開館、64年東京五輪ではバレーボールの会場と…
一般ドライバーが自家用車などを使って有償で客を運ぶ「ライドシェア」が4月に条件付きで始まる。これに先駆けて公共交通が不便な地域で2006年に導入された「過疎地ライドシェア」が広がりをみせている。交通弱者の足として全国の登録台数は4000台を超えた。最多の北海道では地元運送会社の運転手が町有バスを運転するなど、課題となるドライバー確保にも知恵を絞る。 バス・タクシーのように料金を取って客を運ぶには…
兵庫・灘五郷や京都・伏見の日本酒大手が、主力製品と別のブランドで高付加価値品の販売拡大を急いでいる。沢の鶴(神戸市)は熟成酒ブランドを立ち上げ、月桂冠は高価格帯の「鳳麟(ほうりん)」がリニューアル後に好調な売れ行きだ。主力のパック酒などの市場が縮小するなか、新たな柱を育てる。 灘五郷にある沢の鶴は2023年3月、熟成酒ブランド「八継(はっけい)」を立ち上げ、50年熟成させた日本酒の販売を始めた。…
東京都は2023年7〜9月に東京を訪れた外国人旅行者(速報値)が548万人だったと発表した。新型コロナウイルス禍前の19年同期を47%上回った。外国人による観光消費額は7299億円で同2.3倍だった。円安の影響などで外国人の観光消費は盛んだ。 都は四半期ごとに観光関連施設への照会や旅行者アンケートなどで都内を訪れた旅行者数や消費額を推計している。日本人の旅行者は19年同期比で11%減の1億239…
埼玉県は28日の記者会見で、家庭内暴力や貧困といった困難を抱える女性の支援体制を強化すると発表した。相談機能などを「埼玉県男女共同参画推進センター」(さいたま市)に統合し、一時保護や自立支援、アフターケアまでワンストップで担う。 新体制は4月1日からスタートする。センターには公認心理師や社会福祉士などの資格を持った専門の相談員も在籍する。 配偶者からのドメスティックバイオレンス(DV)に限らず、…
のぼり旗や幕といった販売促進用商材の電子商取引(EC)サイトを運営するイタミアート(岡山市)が4月8日、東証グロースに上場する。伊丹一晃社長に事業の特徴や今後の戦略を聞いた。 ――事業の概要と強みを教えてください。 「BtoB(企業向け)のECサイトは、トップシェアであるのぼり旗や横断幕・懸垂幕をはじめ、うちわ、冊子など商品別に15種に分け、『キングシリーズ』として運営している。多品種を扱う一般…
三菱地所や東北電力グループで不動産管理会社の東日本興業(仙台市)などが仙台市中心部で進める「電力ビル」を核とした再開発の計画概要が分かった。2棟のビルを建て広場や歩道を整備、飲食店も入る。低層階には既存ビルの音楽ホールの規模をコンパクトにした多目的ホールや会議室などを設ける。素材や意匠で仙台らしさを表現し、新たなランドマークを目指す。 電力ビル一帯の開発区画は、1.8ヘクタールほどと仙台市内で最…