カンセキ、「業務スーパー」併設ホームセンター
栃木県を中心にホームセンター（HC）などを展開するカンセキは、同県栃木市内の既存HCの隣に、食品を低価格で販売する「業務スーパー」を新たに出店する。他業態の併設は初めて。異なる客層を呼び込むことで来店頻度の向上や新規顧客の獲得など相乗効果を狙い、低迷するHC事業のテコ入れにつなげる。 「ホームセンターカンセキ栃木そのべ店」の売り場を縮小し、空いたスペースに神戸物産のフランチャイズ（FC）として「…
働く障害者が増えている。民間企業の雇用者は2023年6月1日時点で64万2178人と前年より4.6%増えた。20年連続の増加で、雇用者に占める割合も2.33%と過去最高だった。構造的な働き手不足もあって障害者の活躍の場はさらに広がりそうだが、収入面を含めて安心して安定的に働ける環境の整備が一段と重要になる。 国は一定規模以上の事業所に対し、従業員の一定割合の障害者を雇用するよう義務付ける。この法…
仙台市の郡和子市長は21日、ホテルや旅館などの宿泊客に課税する「宿泊税」の税額について「宮城県内で一律300円で統一する方向で調整を進めている」と話した。県と市でそれぞれ導入を検討していたが、県内で一律の税額で徴収する方向で調整に入った。 宮城県は1人1泊300円、仙台市は同200円を軸にそれぞれ検討していた。徴税対象が重複する仙台市内分は合算して500円とする案もあったが、宿泊事業者の反対が根…
千葉県最大手であるのに加えて、東京都東部にも広範な路線網をもつ京成バス（千葉県市川市）は、25日からのダイヤ改正を決めた。 運転手の拘束時間の短縮などを目的に一部路線で減便したり路線そのものを廃止したりする。ただし、並行する部分路線は維持するなどして今回の改正で消滅するバス停留所はない。一方、一部深夜バスを廃止し「終バス」の繰り上げには踏み切る。 今回廃止する深夜バス（運賃は2倍）は主に5路線。…
地域情報サイト運営のジモティーが不用品を引き取り、販売する大型店舗を川崎市で開業した。ごみ減量を目標とした市との連携協定にもとづいた店舗で、駐車場を備えているので大型の家具や家電を持ち込みやすい。大型店の開業により、ごみ減量を一層進める。 ジモティーはごみ減量をめざす自治体との連携を進めている。4月に開業した「ジモティースポット川崎菅生（すがお）」は店舗面積が350平方メートルと、官民連携のなか…
JR四国は21日、四之宮和幸専務（59）が社長に昇格する人事を発表した。西牧世博社長（69）は代表権のある会長に就く。社長交代は4年ぶり。地方鉄道を取り巻く状況が厳しさを増す中、鉄道・非鉄道事業の両面で経営の安定に取り組む。利用者の少ない不採算路線を巡っては自治体などとの調整が必要で、新社長は難しいかじ取りを担うことになる。 政府は同日の閣議で人事を了解した。6月25日の株主総会と取締役会を経て…
風力発電設備保守で国内最大手の北拓（北海道旭川市）と商船三井が北九州市内に建設していた洋上風力の運用・保守管理（O&M）作業の訓練施設が完成し、21日に報道陣に公開された。国内で初めて高さ23メートルのタワー型の実機を陸上に設置した。洋上を想定した実践的な訓練ができる。10年で作業員1500人の育成を目指す。 タワー型施設は「トランジションピース」と呼ぶ部材で、風車の支柱と海底に固定する基礎構造…
