吉野家HDが最終黒字に転換 11年2月期、3億8200万円
吉野家ホールディングスが14日発表した2011年2月期の連結最終損益は3億8200万円の黒字(前の期は89億円の赤字)だった。不採算店閉鎖で減収になったが、原価率の低減などで利益が改善した。前の期に赤字だったステーキ関連事業が黒字転換したことも寄与した。
連結売上高は5%減の1713億円。主力業態である牛丼チェーン「吉野家」で不採算店などを72店舗、ステーキ関連事業でも25店舗閉鎖した。昨年9月、低価格商品である「牛鍋丼」を投入、客足は伸びたが、前半の減収を補えなかった。
連結営業損益は51億円の黒字。前の期は8億9500万円の赤字だった。連結経常損益は55億円の黒字(前の期は4億7600万円の赤字)だった。
12年2月期の連結純利益は前期比2.6倍の10億円の見通し。連結売上高は2%減の1680億円を見込む。
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